あっという間・・・



気がつけば、最終週の燃えないゴミの日が過ぎていた
・・・4月も終わりですね~

「絵本を届ける会」の活動に参加させていただいたおかげで
怒涛の一カ月になりました。

自分企画のおはなし会の間を縫うように、
ほぼ週2回ペースで、市内の避難所を回らせていただきました。

おはなし会をしながら
全国から寄せられた
絵本の中から、好きなものを
それぞれ選んでいただいています。



これは、私にとって
とても、よい経験になっています。

ボランティア経験豊富な
素晴らしい方々との出会いも

避難所のお子さん
そのお母さん

お付き合いで聴いてくれる
お年寄りの方

被災者でありながら
避難所の中で、子ども担当などとして動いてらっしゃる方

たくさんの出会いがありました。

本は、人を選ぶから
と言う、郡山窓口のOさんの言葉も身に染みました

だからこそ、避難所にポンと置いてくるのでなく
お話し会をしたり、会話を交わして
手から手へとお渡ししています。


「あ、この本、家にあった
・・・でも、どうなったかわかんない・・・」
と、我に帰る女の子

私は、言葉を失い「そっかぁ・・・」としか言えなかった

「本は、好きだけど
この先の移動を考えると荷物を増やしたくないし」


と、じっくり選ぶお母さん

活動をはじめて1ヶ月近く経って
避難所の皆さんの疲れは目に見えて、
積み重なって来ていると、感じます。

どんなに段ボールのパーテーションがあるとはいえ、
ほとんどプライバシーのない、
ただ、じーっとすわっているだけの時間


自由にテレビを見たり、
好きな時間にお風呂に入ったり、
好きなモノを食べたり

そんな当たり前のことも出来ない毎日・・・

しかも、外で遊ぶこともままならない!

おはなし会では笑顔を見せてくれる子どもたちですが・・・
どんなにかストレスを抱えているだろうと
辛くなってしまいます。


だから、私たちは、出来る限り
今、普通に生活できていることに
感謝して、精一杯、丁寧に暮らさなきゃいけないと
日々、自分に言い聞かせています


災害も、人災も、自分の身に起こってしまったことを
きちんと受け止め、
これからどうやって生きていくのか
息子ともちゃんと話しながら
希望を捨てずに・・・・冷静に・・・


数人の知り合いが、この震災を機に県外に
引っ越して行きましたが、
それぞれの選んだ道
どちらを選ぶも、苦しいかもしれないけど
それぞれが真剣に考えた選択だもの
悔いのないように、暮らして欲しいと応援します。

今、福島を脱出することに、引け目を感じることなんかないし
せめたりしちゃいけないと思う。

大人の不安は、子どもは敏感に察知するもの
迷ってるなら、どんな手を使っても
脱出してかまわないと思いますよ。


私だって、毎日ただ笑ってるけど
地震も放射能も、怖いし不安。

でも、その不安に飲みこまれないよう
しっかり自分の足で立っていたいと思います

そんな怒涛の一カ月でした。。。  

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